さわらびの道は、緩やかな上り坂で、
宇治神社から少し上ると「源氏物語」
宇治十帳の早蕨(さわらび)の古跡があります。
この古跡の直ぐ先に、宇治上神社の鳥居があります。
堂々とした「世界文化遺跡」の石碑が
建てられています。
鳥居に掲げられた額には読み辛いですが「離宮」と書かれています。
この地は、菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)の離宮「桐原日桁宮(きりはらのひげたのみや)」の旧跡であったことから、宇治神社とあわせた二社を
「離宮明神」と称されていました。
額の「離宮」は、その名残かと思われます。
額の「離宮」は、その名残かと思われます。
宇治上神社の入り口には、小さな池があって石の橋が架かり、古刹を思わせる門構えになっています。
この池には宇治七名水の一つ「桐原水」が流れ込んでいます。
この池には宇治七名水の一つ「桐原水」が流れ込んでいます。
門を入ると正面に寝殿造り拝殿が、
風格をかもし出しています。
鎌倉時代前期に建立され、国宝に指定されています。
鎌倉時代前期に建立され、国宝に指定されています。
拝殿の右横には、「桐原水」の建屋が
佇んでいます。
「桐原水」は、湧き水というより小川のように結構な勢いで流れ込んでいます。
「桐原水」は、湧き水というより小川のように結構な勢いで流れ込んでいます。
拝殿の右奥の岩は社の旧跡が、踏み荒らされないように置かれたものです。
拝殿を回り込むように進むと、一段高い所に本殿があります。
本殿は、日本最古の神社建築で、
本殿は、日本最古の神社建築で、
平安時代後期に建立されたものです。
祭神は、左殿(向かって右)に菟道稚郎子命、中殿に応仁天皇、右殿(向かって左)に仁徳天皇が祀られています。
祭神は、左殿(向かって右)に菟道稚郎子命、中殿に応仁天皇、右殿(向かって左)に仁徳天皇が祀られています。
本殿の右横の岩は、元は何かしらの社の跡です。
岩の右隣には鎌倉時代に建立され
国の重要文化財に指定されている
春日神社が祀られています。
春日神社の右隣には住吉社が祀られています。
住吉社の右隣には香椎(かしい)社が
祀られています。
本殿の左側には厳島社が祀られています。
厳島社から奥まった所に武本稲荷社が
祀られています。
武本稲荷社
宇治上神社を出て右手に向かうと直ぐに、「源氏物語」宇治十帳の總角(あげまき)の古跡があります。
ここから仏徳山の登山口になります。
登山道の紅葉は一部で鮮やかに染まっていたり、まだ緑で残っていたりとまばらでした。
仏徳山は、標高131.6mの低い山で
宇治上神社からだとゆっくり景色を楽しみながら歩いて20分もあれば山頂に着きます。
この山の中を宇治発電所の導水路が貫通しています。
頂上直下に展望台があって、平等院が望めます。
この山の中を宇治発電所の導水路が貫通しています。
頂上直下に展望台があって、平等院が望めます。
宇治橋から男山、京都西山を望む。
一応三角点を押さえてから下山します。
明日は橋寺放生院へ向かいます。